教えて!うえさん 決め手はコレ!

VOL.5 決め手は 「優先順位 」 キッチン編-設備-

2016/11/15

キッチンを含め、水まわり(浴室、洗面所、トイレなど)のリフォームの場合、
設備機器の入れ替えだけでなく、壁、床、天井の全面改修や、時には間取りの変更なども伴います。
リフォーム内容が膨らむにつれ、お客様は、どの程度の価格帯で、
どのような機能を持った機器にしたら良いのかをとても悩まれます。
最新の機器は、より便利で多機能なものが登場しています。
でも、豊富な機能も、リフォーム後に使わなければ意味がありません。
お客様にお話するのは、自分の家に必要なものの、優先順位を考えてください、ということです。
現在の住まいで不便を感じているのはどこか、
これからどんな暮らしをしたいのか、どんな機能が必要なのかを、よくお考えください。
実際のリフォーム事例でお話しましょう

築40年のA邸は、玄関から土間続きに台所があり、
天井が吹き抜けという農家のたたずまい。
リフォーム内容は、間取りの変更をしながら、キッチン、洗面所、トイレなど水まわり、
玄関や廊下など多岐に及び、ボリュームのあるリフォーム工事になります。

キッチンのリフォームということもあり、A様を、最新の機器が揃っているショウルームにご案内しました。
ショウルームのキッチンはグレードの高いものや多機能なキッチンが目を引きます。
IHクッキングヒーターや食器洗い乾燥機、電動の水切り棚から水栓に至るまで、
便利で魅力ある機器をを紹介しています。

A様に限らず、ショウルームにご案内したお客様は、
たいてい見るだけでお腹いっぱいになられます。
A様の場合、どこまでの機能のあるキッチンにすればいいのか、
ますます、迷われました。
ここで考えていただきたいのは、グレードの高いところでAかBかを比べるのではなく、
「わが家にとってこの機能が一番必要なのか」なのです。

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吹き抜けの梁を残し、L字型のキッチンをご提案

そこで、A様が何をご希望されているか、何に不便を感じておられるか、
これからどんな暮らしをされるのかなどをお聞きし、整理してみました。

1、土間のキッチンと食事をする茶の間の段差をなくして欲しい
2、土間の台所は寒くて薄暗いので、暖かく明るいキッチンにして欲しい
3、収納力のある、使い勝手の良いキッチンにして欲しい
4、古い建物の良さは残して欲しい

キッチンには、最新の設備を設置したいものです。
でも、リフォーム内容が、キッチンだけでなく、水まわり全般など膨らむにつれ、
価格帯やどの機能を持ったものが良いかなど、機器選びに悩むところです。
A様邸の場合、玄関、トイレ、外壁なども全面改修したこともあり、
大きなリフォーム工事になりました。
キッチンだけでなく、浴室や洗面所、トイレなどの給湯を考えるとオール電化もプランニングできますが、
今回は浴室のリフォームがなかったので、
電化にこだわらず、コンロは従来どおりガスコンロにし、
収納力を重視して食器洗い乾燥機も入れない、シンプルなシステムキッチンにしました。
IHも食器洗い乾燥機も、後から設置することも可能です。
将来、浴室をリフォームするときに、オール電化にもできるのです。

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A様邸のキッチン梁を磨き、土壁部分はクロスで仕上げ、
梁と窓に合わせて、吊戸棚の高さを変えています。
明るくなるよう、オレンジ色の扉のキッチンを選びました。

どのお客様もご予算はあり、すべてを最新機能のあるキッチンにする人はまれです。
ショウルームへ行くと、多様な機能やグレードに目移りしてしまいますが、
今の住まいに何が必要なのかを整理し、優先順位を決めること。
そうすることで、納得のいく、キッチンを含めた全体のリフォームが完成します。
キッチンが新しくなる、これだけですごいことです。

次回は、「水まわり全般編」です。
お楽しみに~

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