教えて!うえさん 紙上リフォームプランニング

VOL.5 快適に過ごせるお年寄りの部屋

2016/11/15

将来どんな暮らしがしたいか、
現在の住まいの図面をもとに、ご希望に沿ったリフォームプランを、
パース図を使ってご提案します。
第3回目です。

〈今回のご相談は・・・〉
高齢になった母親と同居することになりました。
和室をリフォームしようと思うのですが、
どのようにすれば快適な部屋になるでしょうか?

05-01

高齢者のための部屋を考えるとき、まず、その対象となる方の現在の身体レベルに合わせてリフォームするか、将来を見越してリフォームするかを考えます。
手すりを連続的に設置するという自立を促すためのリフォームから、車椅子に対応し、介護がしやすいようなスペースを確保した居室にするなど、リフォームの方向性を決めることが大切です。

05-02

間取りに余裕があれば、居室のすぐ近くにトイレを設置するのも便利です。
自分で身の回りのことができる場合はトイレプラス手すりを付けます。
車椅子を利用する場合は、広いスペースを確保し(内法2m角が理想)、手すり、トイレのほかに、洗面器を設けると良いでしょう。
また、介護が必要な場合は、手すり、トイレのほかに、介助のためのスペース(幅50cm以上)を確保することが望ましいです。

05-03

また、身の回りのことができる方には、居室にIHクッキングヒーターのあるミニキッチンを設置すると、火災の心配なく自分でお茶をいれたりできるので便利です。
室内に関しては、床材、カーテンなど温かみのある色を選び、照明も明るすぎるくらいの照度で、昼白色のランプを設置すると良いですね。
また、輻射熱が体に優しいので、床暖房の設置もおすすめです。

高齢者の部屋は、ご本人が快適に過ごすことができる空間であることが大切ですが、だからといって、完全に孤立するような場所であってはいけません。
家族全員が過ごすLDKがあってこそ、それぞれの生活リズムに合わせた個室があるのです。
まず、家族の一員として、高齢者を迎える住まいづくりを考えてください。
家族みんなが快適に過ごすことができることをベースに、高齢者の部屋を考えることがポイントです。
玄関、廊下、水まわりやLDKなど、家全体のバリアフリー(障壁を取り除き生活しやすくすること)が、理想の住まいです。

-教えて!うえさん, 紙上リフォームプランニング